眼球

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 眼球とは、目玉のこと。ヒトの眼球は、大人で直径2.4cmぐらいの球。ピンポン玉や10円玉よりも小さい。

言語表記発音、読み方
日本語医学眼球がんきゅう
一般目玉めだま
英語eyeballイボウル
bulb of eyeルブ・オブ・
ラテン語bulbus oculiブッルブス・クリー

 眼球とは、動物の(眼)がボールのような形になっていて、まわりの構造から独立して動けるようになっているもののこと。ヒトの目をはじめとして、脊椎動物の目はこのタイプ。眼球は向いている方向を変えて,の向きとは別の方向を見ることができ、そのとき見え方が乱れたりしないのがメリット。

眼球の場所

 眼球は顔面の内部に大部分が埋まっていて、その一部だけが「目」として外から見えている。頭蓋骨にある眼球が入っているくぼみを眼窩(がんか)という。また、顔の皮膚にある眼球がみえるすき間を眼裂(がんれつ)という。

眼球の構造

 眼球の構造はよくカメラにたとえられる。

カメラの構造眼球の構造
レンズ水晶体レンズ
絞り虹彩瞳孔
フィルム(CCD素子)の位置網膜
カメラの本体眼球
レンズの蓋眼瞼まぶた
カメラを構える手眼筋外眼筋

上に上がらなかった構造では、

  • 毛様体:遠近のピントを変える(カメラのピント調節とは方法が違う)、眼房水(眼球内の液体)を分泌する
  • 視神経:もし例えるなら、カメラとコンピューターをつなぐケーブル

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