破骨細胞 のバックアップ差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''破骨細胞''とは、[[骨組織]]を構成する[[細胞]]のひとつで、[[骨]]を溶かして壊す([[骨吸収]]をする)細胞。破骨細胞は、骨の外側、内側の表面(骨の外側にある[[骨膜]]の下や内側の[[骨髄]]との境)にいる。骨髄の細胞からできる大型の細胞で、細胞には核がいくつかある([[多核]])。

 [[骨]]を溶かす[[細胞]]といっても、体にとって悪い細胞というわけではなく、骨は常に一部を壊しながら新しくつくってバランスをとっているので、そのうちの壊す側の働きをになっているということ。逆に骨をつくる細胞は[[骨芽細胞]]。

 たとえば、背が伸びて[[骨]]が伸びるときは、[[骨組織]]の古い部分を壊しながら新しい部分をつくっていくし、骨は全身の[[細胞]]の活動に必要な[[カルシウム]]の保存場所として重要で、[[血中]]の余分なカルシウムを取り込んで骨として蓄え、血液中のカルシウム濃度が下がりそうになると、骨のカルシウムを溶かして対応している。


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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