縦郭 のバックアップ差分(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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[[横隔膜]] ''縦郭''とは、[[胸>胸部]]の[[内臓]]がある[[胸腔]]のうち、左右の[[肺]]にはさまれた中央部のこと。縦郭には、[[心臓]]の他に多くの内臓がある。 [[胸腔]]の中では、真ん中に縦郭があり、その両側に[[胸膜]]に包まれた[[肺]]があるので、左右の胸膜にはさまれた場所が縦郭で、肺以外のすべての[[胸腔内臓]]は縦郭にある。縦郭は前部は[[胸骨]]の後方、後部は[[胸椎]]に接する。また、上は胸腔の上端である[[胸郭上口]]([[第1肋骨]]や胸骨に囲まれた穴)から下は[[横隔膜]]まで続く。大きく[[上縦郭]]([[縦郭上部]])と[[下縦郭]]([[縦郭下部]])に分かれ、下縦郭は[[心臓]]よりも前部(腹側)を[[前縦郭]]([[縦郭前部]])、後部(背側)を[[後縦郭]]([[縦郭後部]])、心臓のあるところを[[中縦郭]]([[縦郭中部]])という。上縦郭には、心臓から出る[[大血管]]([[大動脈弓]]、[[上大静脈]]など)、[[気管]]、[[食道]]、[[胸腺]]など、中縦郭には心臓、 後縦郭には、食道、[[胸大動脈]]などがある。