胎児 のバックアップ差分(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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 ''胎児''とは、生まれる前、母体の内部で生育している段階の子供のこと。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|胎児|たいじ|
|~|~|胎仔 (*1)|たいじ|
|>|英語|fetus|''フィ''ータス|
> *1  胎仔と書くのは、ふつうヒト以外の動物の胎児のこと

 胎児の意味は、厳密には、子供が、母体内で、[[子宮]]から[[胎盤]]を通じて栄養を受けている段階の呼び名である。つまり、
- [[受精卵]]が子宮の内側([[子宮内膜]])に[[着床]]したときから、[[分娩]]されるまでの期間を指し、[[卵]]が[[精子]]と[[受精]]したあと、子宮に着床するまで([[卵管]]や[[子宮腔]]を流れているとき)は、胎児とは呼ばない。
- 哺乳類のうち、有胎盤類(単孔類、有袋類以外)の動物(もちろん、人も含まれる)をさすので、鳥類が卵の中で成育している状態も、胎児ではない。

 「生まれる前の子供」の呼び方で、胎児に該当しない場合には、[[胚]](はい)という言葉を使う。胚という言葉の意味は広く、胎児も胚に含まれる。

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> カテゴリー: [[発生>category/発生]]


 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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