脈絡叢 のバックアップソース(No.1)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 
 ''脈絡叢''とは、[[脳室]]内にある構造で、[[脳脊髄液]](髄液)を[[産生]]して脳室の中に[[分泌]]するところ。[[第3脳室]]から両側の[[側脳室]]にかけてのエリアと、[[第4脳室]]内にある。

 [[脳室]]の壁は、[[脳]]の表面と同じようになめらかで整っているが、脈絡叢はそこにはっきりした帯状の盛り上がりになっていて、脳室壁に表面がでこぼこしたいびつな形の縄を這わせたよう。その内部には[[毛細血管]]が発達していて、表面は[[上衣細胞]](脳室の壁をおおう[[細胞]])が変化した細胞でおおわれている。

 脈絡叢で作られる[[脳脊髄液]]は、脈絡叢内の[[毛細血管]]を通る[[血液]]からつくられる透明な液体で、脈絡叢の細胞から脳室内に分泌される。

 「脈絡」とは、血管が通っていることを表し、「叢」は草むらのことで、草むらのようにからみあうもじゃもじゃしたもの)のこと。
 
 

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