腹壁
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
腹壁とは、おなかの内臓が入っている腹腔を取り囲んでいる壁の意味。前面と側面は、主に腹壁筋(腹筋)でできている筋肉の壁。広い意味では、上側の横隔膜、下側の骨盤と骨盤隔膜なども含む。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 腹壁 | ふくへき |
英語 | abdominal wall | アブドミナル・ウォール |
腹壁の断面を見ると、一番外側から順に、おなかの皮膚、皮下組織(皮下脂肪がたまるところ)、腹筋の層、そして内臓のある腹腔を囲んでいる腹膜となる。
腹筋の層は、前面では腹直筋が、側面では3層の腹筋(外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)からできている。後面には、外側から、広背筋、最長筋と腸肋筋、大腰筋と小腰筋などがある。
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