腎髄質 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 腎髄質(じんずいしつ)とは、腎臓髄質のこと。腎臓の断面を見ると内外の2層(表面の近く=皮質、内部=髄質)に分かれているように見えるが、腎髄質はそのうちの内部の層を指す。表面寄りの層は腎皮質。  腎臓の内部には、尿を作る単位であるネフロンやそれに続く集合管、これらに血液を供給する血管などが走る。そのうち、腎髄質にあるのは、ネフロンのうち、ヘンレのループと呼ばれる部分、集合管の後半、腎臓に出入りする血管のうちの太いもの(葉間動脈・静脈、弓状動脈・静脈)と腎髄質に血液を供給する直血管という細い血管などである。  腎髄質は、多数の腎錐体という円錐形をした部分に分かれていて、腎錐体の間には腎柱という腎皮質が仕切りを作っている。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。