下肢 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2025-01-05T09:41:28+09:00","","") > [[あし]]、[[足]]、[[後肢]]、[[自由下肢]]でこの項目を参照しています ''下肢''とは、一般に使う言葉で言う「[[あし]]」全体のこと。「あしのつけね」の周辺と、その先の全体をさす言葉。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[下肢]]|かし| |~|~|[[自由下肢]]* |じゆうかし| |~|一般|[[脚]]** |あし、きゃく| |~|~|[[肢>あし]]** |あし、し| |~|動物|後肢*** |こうし| |>|英語|lower limb|''ロ''ワー・''リ''ム| |~|~|leg† |''レ''ッグ| |~|~|free part of lower limb‡ |フリー・パート・オブ・ロワー・リム| | * | 股関節から先の自由に動く部分だけをさすときに使う言葉。股関節よりも胴体([[体幹]])側の部分には、下肢を支える骨が[[下肢帯]]をつくっている。広い意味での下肢はそっちも含む |f | ** | 解剖学では、下肢の意味で「[[あし]]」といわないほうがよい。[[足]](あし)といえば、足首から先の部分だけのことを指す |f | *** | 動物の上肢、下肢は、[[前肢]]、[[後肢]]という。ヒトでは前肢、後肢は使わない |f | † | leg は[[下腿]]を指すこともある |f | ‡ | 「自由下肢」に対応する英語 |f 狭い意味での下肢は、胴体(体幹)から飛び出している部分を指す。この部分を自由下肢ともいう。 - 「あしの付け根」([[股(また)>股]]、[[股関節]]) から膝までの[[大腿]](太もも) - 膝から[[足首]]までの[[下腿]](すね) - 足首から先、[[つま先]]までの[[足]] に分かれる。 下肢を広い意味で使うときは、これに[[殿部]](おしり)や骨盤の部分も含める。下肢の運動を考えるとき、それらの骨や筋が下肢を支えて、一体となって運動するからである。このときは、殿部を含めない狭い意味の下肢を、自由下肢と呼んで区別する。股関節よりも胴体([[体幹]])側の部分を[[下肢帯]]という。 解剖学的に言うと、「あしの付け根」([[股(また)>股]]、[[股関節]]) から膝までを[[大腿]](太もも)、膝から[[足首]]までを[[下腿]](すね)、足首から先、[[つま先]]を[[足]]という。 つまり、下肢といったら、 + 下肢 = 自由下肢 + 下肢帯 の意味で厳密に使っているか + 下肢 → 自由下肢 の意味で、便宜的に使っているか の2つの場合がある。 ** 関連事項 [#re3f299b] - [[肩]]の周辺とその先、[[腕]]、[[手]]の部分は[[上肢]] - [[胴体>胴]]から突き出た部分である上肢、下肢をあわせて、体の胴体の部分([[体幹]])と対比させて、[[体肢]]と呼ぶ - 上肢と下肢をあわせて4本あることから、[[四肢]]とも呼ぶ > カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[下肢>category/下肢]]