大胸筋 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''大胸筋''とは、[[胸部]]の前面のもっとも[[表層]]にある大きな[[筋]]。扇形に広く広がる筋で、筋肉の起こる[[起始]]の部位は、上は[[鎖骨]]から[[胸骨]]、下は[[腹直筋]]の上端付近まで長くつらなる。[[停止]]側は[[上腕骨]]の上部の前面の比較的狭い範囲([[大結節稜]])に、扇のカナメのように集まる。

 大胸筋の機能は、[[上腕]]を体に引き付け(=[[内転]])、内方に回転(=[[内旋]])させるはたらきがある。[[支配神経]]は、[[小胸筋]]とともに、[[腕神経叢]]の[[胸筋神経]]([[内側胸筋神経]]と[[外側胸筋神経]])。
|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[大胸筋]] |だいきょうきん|
|>|英語| greater pectoral muscle |グ''レ''イター・ペク''トー''ラル・''マ''ッスル |
|~|~| pectoralis major (muscle) |ペクト''ラ''リス・''メ''イジャー(・''マ''ッスル) |
|>|ラテン語|musculus pectoralis major |ムスクルス・ペクトラリス・マヨール|
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***起始と停止 [#i26dabad]
 大胸筋は、[[起始]]の違いにより、3つの部位に分かれる。上から鎖骨部、胸骨部、腹部という。鎖骨部の起始は、[[鎖骨]]の[[内側]]の半分、胸骨部の起始は[[胸骨]]とその近くの[[肋軟骨]](第6とそれよりも上の肋軟骨)、腹部は[[腹直筋鞘]]([[腹直筋]]を包む厚い[[筋膜]])の[[前葉]]の上端部。[[停止]]は、[[上腕骨]]の上部の[[大結節]]から下方に続く[[大結節稜]]。

***働き [#x775069e]
 大胸筋の機能は、[[上腕]]を体に引き付け(=[[内転]])、内方に回転(=[[内旋]])させるはたらきがある。

***神経と血管 [#kf9c13a2]
 [[支配神経]]は、[[小胸筋]]とともに、[[腕神経叢]]の[[胸筋神経]]([[内側胸筋神経]]と[[外側胸筋神経]])。血液は、大胸筋

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