ホルマリン

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ホルマリンとは、ヒトを含む動物組織を固定・防腐処理するのに使う薬品(液体)。ホルムアルデヒドの水溶液のこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学ホルマリン
英語formalinフォーマリン

 35%ホルムアルデヒド水溶液を(100%)ホルマリンと呼ぶ。これを10倍に薄めたものを10%ホルマリンと呼び、固定処理にはこれを使うことが多い。ホルムアルデヒド濃度としては3.5%になる。

 ホルムアルデヒドはごく微量でも吸い込むとシックハウス症候群の原因となることがあるような物質。固定処理に使うような高濃度ではホルマリンから蒸発したのを吸い込むだけでも刺激臭があり、気道がやられる。

カテゴリー: 薬品類 | 作業用

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。