皮膚感覚 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2020-06-22T01:05:14+09:00","","")
#author("2020-06-23T20:57:18+09:00","","")
 ''皮膚感覚''とは、または''皮膚知覚''とは、体の表面([[体表]])を覆っている[[皮膚]]で感じる感覚をまとめて呼ぶ言葉。皮膚感覚は、[[触覚]]や[[痛覚]]、熱い冷たいの[[温度覚]]など、いくつかの種類があり、感覚の種類ごとに別の受容器によって感知され、別の[[神経]]によって[[脳]]や[[脊髄]]の[[中枢神経>中枢神経系]]に伝えられる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[皮膚感覚]] * |ひふかんかく|
|~|~|[[皮膚知覚]] * |ひふちかく|
|>|英語|skin sense |ス''キ''ン・''セ''ンス|
|>|英語|cutaneous sense |キュー''テイ''ニアス・''セ''ンス|

| * |  [[感覚]](感覚器で得られた情報が大脳に伝わって感じたそのもの)と[[知覚]](大脳でその情報を処理して記憶や経験を加えて認識した、その情報の意味)を使い分けることもあるが、皮膚知覚というときの「知覚」は、単に感覚と同じ意味で使っている |f

** 皮膚感覚の分類 [#t3440512]
- 皮膚感覚は、視覚、聴覚、味覚などとともに外受容感覚に分類される(反対語:固有感覚)。
- 皮膚感覚は、運動器などの深部感覚とともに、体性感覚に分類される(反対語:特殊感覚)。
- 皮膚感覚は、視覚、聴覚、味覚などとともに外受容感覚に分類される(外受容感覚の反対語:固有感覚)。
- 皮膚感覚は、運動器などの深部感覚とともに、体性感覚に分類される(体性感覚の反対語:特殊感覚)。
- 皮膚感覚は、運動器などの深部感覚に対して、表在感覚とも呼ばれる。
- 皮膚感覚は、触覚(と圧覚)、温度覚(温覚と冷覚)、痛覚などに分けられる。
- 皮膚感覚は、識別性感覚(判別性感覚)と原始性感覚に分けられる。識別性感覚と原始性感覚とでは、大脳に届くまでの神経のつながり方が違っていて、識別性感覚は、皮膚の場所を細かく区別できるが、感覚神経が切断されてから治るまで長期間かかる。原始性感覚は、皮膚の細かい場所の情報が得られないが、切断後、短時間で治る。識別性感覚はおもに触覚(と圧覚)など、原始性感覚は、おもに温度覚(温覚と冷覚)、痛覚など。

** 皮膚感覚の感覚器 [#a2745e22]
- マイスナー小体(触覚小体)
- パチニ小体(ファーター・パチニ小体、層板小体)
- メルケル円板(触覚円板)


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