精子 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

2008-11-08 (土) 02:23:43

 ''精子''とは、男性の[[配偶子]]([[生殖細胞]])で、[[精巣]](=睾丸)で作られる。女性の配偶子である[[卵]]と[[細胞融合]](=[[受精]])をすると、[[接合子]]となり、そこから別の個体(こども)ができる。精子を作り出して、それを体外まで送り出すのが[[器官系]]である[[男性生殖器系]]の、ひとつの目的である。

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|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|精子|せいし|
|日本語|医学|精虫|せいちゅう|
|>|英語・ラテン語|sperm|ス''パ''ーム|
|英語・ラテン語|単数|spermatozoon|ス''パ''マトゾーオン|
|英語・ &br; ラテン語|単数|spermatozoon|ス''パ''マトゾーオン|
|~|複数|spermatozoa|ス''パ''マトゾア|
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 精子の特徴は、
- きわめて移動しやすい形になっている。[[頭部]]と[[尾部]]からできていて、頭部は、ほぼ[[細胞核]]だけからできていて小さく、尾部は、長い[[鞭毛]]でできている。[[細胞質]]がほとんどない細胞。鞭毛を自分で動かしてすばやく移動できる。
- [[卵]]と同じく、細胞核内に保存されている[[遺伝子]]のセットである[[DNA]]が、2組([[2n]])ではなく、1組([[n]])だけになっている。[[単数体]]。[[一倍体]]。卵と細胞融合すると、子の遺伝子は父由来と母由来の遺伝子を1組ずつで2組になる。

 精巣で精子が作られるところは、[[精細管]]のなか。ここで、[[精祖細胞]]が分裂しながら増えていて、その一部が[[減数分裂]]したのち、精子独特の形に変形して精子になる。精祖細胞が精子になる変化のことを、[[精子発生]]という。また、減数分裂の終わった細胞が精子の形に変形することを[[精子完成]](=精子形成)という。


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