終枝 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2019-07-05T15:59:11+09:00","","")
 ''終枝''とは、[[動脈]]や[[神経]]などの[[分枝]](枝分かれ)するものについて、一番端から出る枝のこと。一方、途中から分かれる枝を[[側枝]]という。終枝は、[[終動脈]]とは意味の全く異なる用語なので注意。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方 |
|日本語|医学|[[終枝]] |しゅうし |
|>|英語|terminal branch |''タ''ーミナル・ブ''ラ''ンチ |

 [[動脈]]や[[神経]]などで、幹となる太い動脈や神経には名前がつけられている。その名前で呼ばれる一番最後の部分から出る枝が終枝と呼ばれる。たとえば、「[[大動脈]]」について考えると、[[総頚動脈]]、[[鎖骨下動脈]]、[[腹腔動脈]]などが大動脈から途中で分かれる[[側枝]]であり、大動脈と呼ばれる下端から出る、左右の[[総腸骨動脈]]が大動脈の終枝にあたる。別の例では、「[[坐骨神経]]」は[[総腓骨神経]]と[[脛骨神経]]として分離する前の部分までの名前なので、総腓骨神経と脛骨神経はどちらも坐骨神経の終枝であるといえる。

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