腸間膜動脈 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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''腸間膜動脈''とは、[[腸間膜]]の[[動脈]]のことだが、正式な解剖学用語ではないので、少しずつ意味の違う使われ方をすることがある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[腸間膜動脈]] |ちょうかんまくどうみゃく | |>|英語|mesenteric artery |メッセンテリック・アーテリー| #clear #contentsx * 小腸の腸間膜の中を走る動脈 [#o129beec] [[小腸]]の[[腸間膜]](=[[小腸間膜]])は、狭い意味で腸間膜というときはこれを指す。この中には、[[上腸間膜動脈]]が枝分かれしながら通過し、小腸に[[血液]]を供給する。この小腸間膜に張り巡らされている細い[[動脈]]を腸間膜動脈と呼ぶことがある。 腸間膜という言葉は、狭い意味では「[[小腸]]の[[腸間膜]]」(=[[小腸間膜]])のことを指す。ここには、[[大動脈]]から分かれた[[上腸間膜動脈]]が入り、枝分かれしながら通過し、小腸に[[血液]]を供給する。この小腸間膜に張り巡らされているたくさんの細い[[動脈]]を腸間膜動脈と呼ぶことがある。 * 広い意味の腸間膜の中を走る動脈の総称 [#n3e1a22f] [[腸間膜]]は、広い意味では、[[胃]]から[[結腸]]までの[[消化管]]にひだ状に張りだした[[腹膜]]を指す。上に挙げた[[小腸間膜]]も含む。これらの中には消化管に[[血液]]を供給する[[動脈]]がたくさん走っているが、これらの動脈すべてを腸間膜動脈と総称することがある。 * 上腸間膜動脈と下腸間膜動脈をあわせたもの [#f537a04f] [[上腸間膜動脈]]と[[下腸間膜動脈]]をあわせて、腸間膜動脈と呼ぶことがある。上腸間膜動脈と下腸間膜動脈とは、どちらも[[腹部]]に1本ずつしかない動脈で、[[大動脈]]([[腹大動脈]])から[[前方]]([[腹側]])に直接出る枝([[直接枝]])。上腸間膜動脈は、[[十二指腸]]、[[膵臓]]から、[[空腸]]、[[回腸]]、[[上行結腸]]、[[横行結腸]]の途中までに血液を供給する。下腸間膜動脈は、横行結腸の途中から、[[下行結腸]]、[[S状結腸]]、[[直腸]]上部まで。 * 広い意味の腸間膜の中を走る動脈の総称 [#n3e1a22f] 広い意味の[[腸間膜]]とは、[[胃]]から[[結腸]]までの[[消化管]]で、管が[[腹壁]]から離れているところで、消化管にくっついてるひだ状に張りだした[[腹膜]]を指す。これらの中には消化管に[[血液]]を供給する[[動脈]]がたくさん走っているが、これらを腸間膜動脈と総称することがある(かもしれない)。 #clear > カテゴリー: [[消化器系>category/消化器系]] | [[消化管>category/消化管]] | [[腹部>category/腹部]] | [[小腸>category/小腸]] | [[循環器系>category/循環器系]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[血管>category/血管]] | [[動脈>category/動脈]]