距腿関節 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2020-02-18T15:25:43+09:00","","")
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 ''距腿関節''とは、[[足首]]の[[関節]]のことで、[[下腿骨]]([[膝]]から下の[[骨]])である[[脛骨]]と[[腓骨]]と、足首の骨([[足根骨]])の一番上にある[[距骨]]の間の関節。関節のタイプは[[蝶番関節]]で、脛骨と腓骨が[[関節窩]](くぼみの側)をつくり、[[関節頭]](突起側)をつくる距骨を囲む形になっている。足の[[背屈]]・[[底屈]]の運動におもに関与している関節で、[[足関節]]と呼ぶこともある。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語 |医学 |距腿関節 * |きょたいかんせつ |
|>|英語 |talocrural joint ** |''テ''イロ-ク''ル''ーラル・''ジョ''イント |
|>|ラテン語 |articulatio talocruralis |アルティクラティオ・タロクルーラリス |

| * |  「距」は[[距骨]]、「腿」は[[下腿骨]]の意味 |f
| ** |  talo- は、距骨(talus)の~、 crural は、下腿(crus)の~、の意味 |f

 距腿関節を作る[[骨]]は、[[下腿]]にある[[脛骨]]と[[腓骨]]、[[足根骨]]の側にある[[距骨]]である。脛骨と腓骨は[[靭帯]]などで連結して一体となって動き、距腿関節の[[関節窩]]の1つながりの大きなくぼみのうち、内側部と中央部を脛骨がつくり、外側部を腓骨がつくる。中央部は脛骨の[[下関節面]]で、その両側に脛骨[[内果]]と腓骨[[外果]]の関節面がある。足根骨側の[[関節頭]]をつくるのは距骨の上部が盛り上がった[[距骨滑車]]の部分で、これが下腿骨の側のくぼみにはまりこむ。運動の向きは[[背屈]]([[足]]を前に上げる)と[[底屈]]([[足]]を下に向ける)の向きが主な動き。

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