下腿

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

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 下腿とは、膝関節)からくるぶし足関節)までの部分のこと。一般的な言葉では「すね」(脛 または 臑)のこと。「はぎ」(脛)も同じ意味。下肢のうち、下腿の上には大腿が、下腿の先にはがある。

言語表記発音、読み方
日本語医学下腿かたい
一般脛、𦙾 *、臑 **すね
脛、𦙾 *,***はぎ
英語crus
leg †ッグ
* 𦙾 (「軽」の「車」へんの代わりに「月」(にくづき))は、 の略字(異体字)。JIS第4水準の漢字で、 OSや機種によっては表示されないことがある。異体字の項目を参照
** むこうずね(向こう脛)の「すね」
*** ふくらはぎ(脹脛)の「はぎ」
 leg は下腿を指す言葉だが、下肢全体をさすこともある

 下腿には2本の、内側に脛骨、外側に腓骨があり、脛骨と腓骨により、大きく下腿の前面と後面に分けられる。

 下腿の前面(前下腿部、下腿前部)は、一般にはむこうずね(向こう脛)とも呼ばれる場所。ここでは皮膚のすぐ裏側に脛骨)があり、その間にクッションとなる筋がなく結合組織も少ない。骨の表面(骨膜)には痛みを伝える神経が多く来ているため、この場所をぶつけると非常に痛いので、「弁慶の泣き所」ともいわれる。

 下腿の後面(後下腿部、下腿後部)は、一般にはふくらはぎ(脹脛)とも呼ばれ、下腿三頭筋などの筋肉が張り出して太くなっている。下腿三頭筋はふくらはぎの下(遠位)でアキレス腱となり踵骨に付く(付着停止)。

下腿の部位

  • 前下腿部(下腿前部、下腿前面、前下腿面)
  • 後下腿部(下腿後部、下腿後面、後下腿面)

下腿の骨

  • 脛骨(𦙾骨 … ケイは「月」ヘンに「圣」、または「軽」の「車」のかわりに「月」)
  • 腓骨

下腿の関節

  • 膝関節
  • 脛腓関節(近位𦙾腓関節)
  • 距腿関節

下腿の筋

  • 前下腿部の筋
    • 下腿の伸筋群
      • 前脛骨筋(前𦙾骨筋) - 長指伸筋 - 長母指伸筋
    • 腓骨筋群
      • 長腓骨筋 - 短腓骨筋
  • 後下腿部の筋
    • 下腿の屈筋群
      • 下腿三頭筋腓腹筋ヒラメ筋) - 足底筋 - 後脛骨筋(後𦙾骨筋) - 長指屈筋 - 長母指屈筋 - 膝窩筋

下腿の神経

  • 総腓骨神経 - 浅腓骨神経 - 深腓骨神経
  • 脛骨神経 - 腓腹神経

下腿の血管

  • 膝窩動脈 - 前脛骨動脈(前𦙾骨動脈) - 後脛骨動脈(後𦙾骨動脈) - 腓骨動脈

カテゴリー: 体の部位 | 下肢 | 下腿

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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