輪状ひだ の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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> 詳細は[[ケルクリングの輪状ひだ]]の項目にあります > [[ケルクリングひだ]]、[[ケルクリング弁]]でこの項目を参照しています ''ケルクリングの輪状ひだ''とは、[[小腸]]の内側の表面に多数ある[[ひだ]]で、小腸の[[横断面]]の方向に走る。粘膜全体が「蛇ばら」のように折り畳まれている。小腸内を消化物が通過するとき、小腸の平滑筋層は収縮・弛緩をくりかえすので、小腸の壁は伸びたり縮んだりする。小腸の粘膜がこれに対応できるように折り畳まれている。 ''輪状ひだ''とは、[[小腸]]の内側の表面に多数ある[[ひだ]]で、小腸の[[横断面]]の方向に走る。粘膜全体が「蛇ばら」のように折り畳まれている。 [[小腸]]のすべて([[十二指腸]]、[[空腸]]、[[回腸]])にあるが、[[大腸]]にはない。大腸には完全な輪状にならず部分的な「[[半月ひだ]]」がある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|輪状ひだ|りんじょうひだ| |~|~|>|ケルクリングひだ* | |~|~|ケルクリング弁* |ケルクリングべん| |英語|複数|circular folds|''サ''ーキュラー・''フォ''ールズ| |~|~|Kerckring folds* |ケルクリング・''フォ''ールズ| |~|~|Kerckring valves* |ケルクリング・''ヴァ''ルヴス| |ラテン語|~|plicae circulares |プリカエ・キルクラレス| #clear | * ケルクリング Kerckring は、17世紀のオランダの解剖学者[[テオドール・ケルクリング>ケルクリング]]から |f #clear [[小腸]]内を消化物が通過するとき、この構造により小腸の[[粘膜]]表面の面積が数倍に増えて、[[消化]]の機会が増加している。また、小腸の[[平滑筋]]層は収縮・弛緩をくりかえすとき、小腸の粘膜が折りたたまれているのでその伸び縮みに対応しやすくなっている。 [[小腸]]のすべて([[十二指腸]]、[[空腸]]、[[回腸]])にあるが、[[大腸]]にはない。大腸には部分的な「[[半月ひだ]]」がある。小腸では空腸では発達しているが、回腸では[[遠位]](肛門側)に行くにしたがい、目立たなくなる。 [[小腸]]の壁のうち、外側に近い[[筋層]]はひだに関係なくまっすぐだが、内側の[[粘膜]]全体がおれまがり[[ひだ]]をつくっている。それらの形の違うすき間を埋め、ひだの土台をつくっているのは[[粘膜下組織]]である。 #clear > カテゴリー: [[消化器系>category/消化器系]] | [[消化管>category/消化管]] | [[腹部>category/腹部]] | [[小腸>category/小腸]]