シルヴィウス

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 シルヴィウスは、または、シルビウスは、ラテン語の人名(Sylvius)。西洋の近世までの学者は、生まれた国、地域の名前とは別にラテン語の名前を使うことがあった。sylvian は Sylvius の形容詞形で、もとは人名だが一般名詞化したので最初の s も小文字でよい。解剖学関係で有名なシルビウスは2人いる。

フランシスクス・シルウィウス

 フランシスクス・シルウィウス Franciscus Sylvius は、17世紀のオランダの内科医、脳研究者。本名は フランツ・ド ル ボエ Franz de le Boë。フランシスクス Franciscus は フランツ Franz をラテン語風にしたもの。

シルヴィウス溝に名前が残っており、ジンの発明者としても有名。

ヤコブス・シルウィウス

 ヤコブス・シルウィウス Jacobus Sylvius は、15~16世紀のフランスの解剖学者。ラテン語名で、本名はジャック・デュボア Jacque Debois。ヤコブス Jacobus は ジャック Jacque のラテン語名。

 シルヴィウス水道などに名前が残っている。

カテゴリー: 人名

 
 

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