正中線
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
正中線(せいちゅうせん)とは、体の正中の位置で体表(体の表面)に引いた線のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 正中線 | せいちゅうせん |
英語 | median line | ミディアン・ライン |
正中とは、正中面(正中矢状面)の意味。矢状面(矢状断面)は体を左右2つに分割する縦方向の断面のことだが、このうち、体を左右対称になるように中心で分割する断面を正中矢状面、略して正中面という。正中矢状面は、頭のてっぺん(頭頂)から股間(会陰)までの断面だが、正中線は、この断面の位置にあたる体の表面に引くことができる線のこと。
体の前面にある正中線を前正中線、後面にある正中線を後正中線という。