神経伝導路
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
神経伝導路とは、中枢神経系(脳や脊髄)にあって、なにか決まった役割を持っていて、ある場所から別の場所につながる神経線維の束のこと。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | 神経伝導路 | しんけいでんどうろ |
伝導路 | でんどうろ | ||
神経路 | しんけいろ | ||
英語 | nerve tract | ナーヴ・トゥラクト | |
nerve pathway | ナーヴ・パスウェイ | ||
neural tract | ニューラル・トゥラクト | ||
neural pathway | ニューラル・パスウェイ |
中枢神経系(脳や脊髄)の中では、神経細胞(神経細胞体)は適当に詰まっているわけではなく、神経細胞の働きごとに、同じ働きをする神経細胞どうしが集まって分布している。脳内の神経細胞は、別の場所に神経線維をのばしているが、同じ働きを持っている神経細胞はみな似たような場所に神経線維を伸ばしているため、脳内にはいろいろな機能を果たすための神経線維が大小さまざまな束(たば)をつくって張り巡らされているようにみえる。