終脳
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は大脳の項目にあります
終脳とは、大脳と同じ部分をさす言葉。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 大脳 | だいのう |
終脳 | しゅうのう | ||
英語・ラテン語 | cerebrum* | (英語)セレブラム (ラテン語)ケレブルム | |
telencephalon** | (英語)テレンセファロン (ラテン語)テレンケファロン |
* | cerebram は大脳に対応する |
** | telencephalon は、終脳に対応する。tel- は端、encephalon は脳の意味。ギリシャ語由来 |
終脳と大脳は同じ場所を指す名前だが、終脳は大脳よりも一般的な言葉。脳の一番上端(前端)、つまり発生をさかのぼったとき、神経管の端からできてきた脳であることから名づけられた名前。
ヒトでは、終脳が大きく発達しているので大脳とも呼ばれる。他の動物では、脳の中で最も大きい部分というわけではない。ヒト以外で、必ずしも大脳が大きくない動物などで終脳をよく使う。