おとがい のバックアップソース(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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''おとがい''とは、[[あご]]の先の前方に突き出た場所のこと。また、あごの[[骨]]([[下顎骨]])の部分の名前でもあり、下顎骨が前方に盛り上ったところをさす。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学| 頤 | おとがい | |>|英語| chin | ''チ''ン | |>|ラテン語・英語| mentum | (英語読み)メンタム &br; (ラテン語読み)メントゥム | [[下あご]]の中にある[[骨]]は、[[下顎骨]]の[[下顎体]]の部分。下顎体の下の縁を[[下顎底]]というが、下顎底の前方に向かって突き出している部分がおとがいである。 おとがいがあるのは[[ヒト]]の特徴といわれ、[[現生人類]](Homo sapiens ホモ・サピエンス)でもっともはっきりしていて、それ以前の[[旧人類]]([[ネアンデルタール人]] Homo neanderthalensis)までは目立たない。チンパンジー、ゴリラなどの[[類人猿]]にはおとがいがない。