中脳

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~

 中脳とは、の部位のひとつで、間脳にはさまれているごく小さな部分。橋や延髄とあわせて脳幹と呼ばれる。中脳の内部には、脳室である中脳水道が中を通っている。

言語表記発音、読み方
日本語医学中脳ちゅうのう
英語midbrainッドブイン
ラテン語・英語mesencephalon*(英語読み)ッセンファロン
(ラテン語読み)メセンケプファロン
* ギリシャ語由来

 の動きの反射に関係する場所や体の運動の調節にかかわる場所など、意識はされないが重要な機能を果たす神経核がいろいろある場所。また、大脳や間脳と、もっと下の脳幹や脊髄をつなぐ位置なので、重要な神経線維がいろいろ通過する。

中脳の構造

 中脳蓋、中脳被蓋、大脳脚の3つの部分からなる。

 中脳水道の背側は、中脳蓋といい、四丘体(四丘板)がある。四丘体は、脳の背側に4つのふくらみがある場所。四丘体のふくらみは、間脳の側に上丘が1対、橋の側に下丘が1対の計4個のふくらみからできている。上丘は、別名視蓋と呼ばれ、視覚の情報をもとにして起こる反射を起こす神経核がある。下丘には聴覚の情報の中継を行う神経核がある。

 いちばん腹側には大脳脚(大脳脚底)と呼ばれる部分があり、大脳から橋にまでつながるふくらみになっている。ここには、錐体路などの運動の情報を伝える神経線維が束になって通っている。

 中脳水道よりも腹側で、大脳脚よりも背側の部分を中脳被蓋という。ここには眼球運動にかかわる神経核や、体の運動の調節を行う、赤核黒質といった神経核がある。

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