仙骨 のバックアップ差分(No.1)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2011-06-30 (木) 08:53:01)
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''仙骨''とは、[[背骨]]([[脊柱]])の下部をつくる骨で、[[尻]]([[殿部]])の上部中央にあり、[[骨盤]]をつくる[[骨]]でもある。 上部が幅広く、下部が狭くなる逆三角形をしている。内部の構造から、もともと5コの[[椎骨]]([[仙椎]])だったものが、完全に融合して仙骨になったと考えられている。仙骨の上端は第5[[腰椎]]と、下端では[[尾骨]]と[[関節]]をつくる。また、上部の左右では[[寛骨]](の[[腸骨]])と動かない関節([[仙腸関節]])をつくり、仙骨と寛骨は一体となって[[骨盤]]をつくる。 [[脊髄神経]]は、通常は[[脊柱]]の側面にある[[椎間孔]]から出ていくが、椎間孔は隣り合う[[椎骨]]の間にできたすきまである。仙骨ではこの部分は仙骨内部に隠れていて、脊髄神経([[仙骨神経]])は[[前枝]]と[[後枝]]に分かれたあと、前枝は[[骨盤]]内に面した[[前仙骨孔]]から、後枝は[[殿部]]に面した[[後仙骨孔]]から出る。