おとがい の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2021-04-08T14:39:00+09:00","","")
> 関連する内容が[[おとがい部]]にもあります
#author("2021-04-19T00:17:44+09:00","","")
// > 関連する内容が[[おとがい部]]にもあります

 ''おとがい''とは、[[あご]]の先の前方に突き出た場所のこと。また、あごの[[骨]]([[下顎骨]])の部分の名前でもあり、下顎骨が前方に盛り上ったところをさす。
 ''おとがい''とは、顔の下端にある「下あご」が前方に突き出た場所のこと。これは、あごの[[骨]]([[下顎骨]])がが前方に盛り上ったところ、オトガイ隆起によってできている。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学| 頤 | おとがい |
|日本語|医学・一般| 頤 | おとがい |
|>|英語| chin | ''チ''ン |
|>|ラテン語・英語| mentum | (英語読み)メンタム &br; (ラテン語読み)メントゥム |
|>|ラテン語・英語| mentum | (英語読み)''メ''ンタム &br; (ラテン語読み)メントゥム |

 [[下あご]]の中にある[[骨]]は、[[下顎骨]]の[[下顎体]]の部分。下顎体の下の縁を[[下顎底]]というが、下顎底の前方に向かって突き出している部分がおとがいである。
| * | &size(24){頤}; の本来の読み方は「イ」だが、「おとがい」や「あご」の漢字として使うこともある |f

 [[下あご]]の中にある[[骨]]は、[[下顎骨]]の[[下顎体]]の部分。下顎体の下の縁を[[下顎底]]というが、下顎底の前方に向かって突き出している部分がオトガイ隆起である。オトガイ隆起は左右に特に盛り上がった箇所が1対あり、これをオトガイ結節という。「アゴが割れている」とき、その内部に発達したオトガイ結節がある。

 頭部の中で、おとがいを含む場所のことを[[おとがい部]]と呼ぶ。

 おとがいがあるのは[[ヒト]]の特徴といわれ、[[現生人類]](Homo sapiens ホモ・サピエンス)でもっともはっきりしていて、それ以前の[[旧人類]]([[ネアンデルタール人]] Homo neanderthalensis)までは目立たない。チンパンジー、ゴリラなどの[[類人猿]]にはおとがいがない。
 おとがいがあるのは[[ヒト]]の特徴といわれ、[[現生人類]]('''Homo sapiens''' ホモ・サピエンス)でもっともはっきりしていて、それ以前の[[旧人類]]([[ネアンデルタール人]] '''Homo neanderthalensis''' ホモ・ネアンデルターレンシス)までは目立たない。チンパンジー、ゴリラなどの[[類人猿]]にはおとがいがない。

> カテゴリー: [[体の部位>category/体の部位]] | [[頭頚部>category/頭頚部]]
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。