ペプチドホルモン の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''ペプチドホルモン''とは、[[ペプチド]]、つまり[[アミノ酸]]がつながってできている[[ホルモン]]のこと。数個のアミノ酸がつながっているだけの短いペプチド([[オリゴペプチド]])から、数十個から数百個のアミノ酸からできている[[ポリペプチド]]まで含まれる。ポリペプチドとは、つまり[[タンパク質]]なので、[[タンパク質ホルモン]]はペプチドホルモンに含まれる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|>|ペプチドホルモン|
|>|英語|peptide hormone|''ペ''プタイド・''ホ''ーモン|

 タンパク質ホルモンのうち、アミノ酸がつながってできたペプチドだけでなく、それに糖分子(糖鎖)が結合している場合、つまり糖タンパク質でできたホルモンはペプチドホルモンには含めないことがある。また、構成するアミノ酸の数が少ないものだけをペプチドホルモンと呼び、アミノ酸の数が100を越えるぐらいの巨大なタンパク質ホルモンを含めないこともある。

** ペプチドホルモンの一覧 [#lc7b92fe]
 ペプチドをつくるアミノ酸の数の順番に並べた表

|~ペプチドホルモンの名前|~アミノ酸の数|
|[[甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン]]|3|
|[[バソプレシン]]|9|
|[[オキシトシン]]|9|
|[[性腺刺激ホルモン放出ホルモン]]|10|
|[[αメラニン細胞刺激ホルモン]]|13|
|[[ガストリン]]|17|
|[[モチリン]]|22|
|[[セクレチン]]|27|
|[[グレリン]]|28|
|[[ソマトスタチン]]|14または28|
|[[心房性ナトリウム利尿ペプチド]]|28など|
|[[グルカゴン]]|29|
|[[グルカゴン様ペプチド1]]|30|
|[[カルシトニン]]|32|
|[[脳ナトリウム利尿ペプチド]]|32|
|[[コレシストキニン]]|8または33|
|[[副腎皮質刺激ホルモン]]|39|
|[[副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン]]|41|
|[[胃抑制ペプチド]]|43|
|[[成長ホルモン放出ホルモン]]|44|
|[[インスリン]]|21+30=51|
|[[副甲状腺ホルモン]]|84|
|[[レプチン]]|146|
|[[成長ホルモン]]|191|
|[[プロラクチン]]|199|

> カテゴリー: [[内分泌系>category/内分泌系]] | [[物質名>category/物質名]] | [[ホルモン>category/ホルモン]]

 
 

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