椎骨 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2020-04-22T20:06:24+09:00","","") #author("2020-04-22T20:11:37+09:00","","") > [[背骨]]、[[脊椎]]でこの項目を参照しています > 関連する内容は、[[脊柱]]の項目にもあります ''椎骨''とは、[[脊柱]](=脊椎、背骨のこと)をつくっている1個1個の小さな[[骨]]のこと。椎骨が積み重なって全体として背骨ができている。体をねじったり、反らせたりできるのは、脊柱が1本の骨ではなく、多数の椎骨がつながってできているから。椎骨どうしの間には、[[椎間円板]](椎間板)という[[軟骨]]などでできた厚いクッションがある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[椎骨]]|ついこつ| |英語・ラテン語|単数|vertebra|(英語読み)''ヴァー''テブラ &br; (ラテン語読み)ウェルテブラ| |~|複数|vertebrae* |(英語読み)''ヴァー''テブライ、''ヴァー''テブリ &br; (ラテン語読み)ウェルテブラエ| | * | 複数形にすると、椎骨がつながった[[脊柱]]全体を指すこともある |f |720|c |640|c |&ref(vertebra4.jpg,nolink,椎骨);| | ''図:脊柱の5つのパート'' ((Source: [[BodyParts3D>http://lifesciencedb.jp/bp3d/]], © ライフサイエンス統合データベースセンター licensed under [[CC表示 継承2.1 日本 &ref(FrontPage/80x15.png);>http://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.1/jp/]])) &br; 脊柱をつくる椎骨と、椎骨の間の椎間円板に色がつけられている。椎間円板は黄色 &color(#FFFF66,#FFFF66){ };。椎骨は上から順に、頚椎(紫&color(#B366FF,#B366FF){ };)、胸椎(オレンジ&color(#FFAA00,#FFAA00){ };)、腰椎(赤&color(#FF3333,#FF3333){ };)、仙骨(水色&color(#66FFFF,#66FFFF){ };)、尾骨(緑色 &color(#66FF66,#66FF66){ };)が5色に表されている |f ヒトの椎骨の数は、普通は26~30個ぐらい([[尾骨]]を入れないと25個)。上から順に、 - 首の部分([[頚部]])では、7個の[[頚椎]] - 胸の部分([[胸部]])は12個の[[胸椎]] - その下の腰のあたりには、5個の[[腰椎]] - 腰椎の下には、[[仙骨]]という大型の骨があり、これが[[寛骨]]と結合して[[骨盤]]をつくっている。仙骨は、もともとは5個の[[仙椎]]だったものが融合して1つの骨になったと考えられている - 仙骨の下にごく小さい[[尾骨]]がある。生まれたときは3~5個ぐらい(個人差あり)のごく小さい[[尾椎]]だったものが、年齢と共に融合して1つの尾骨になる がたてに連なっている。 *** ヒト以外の椎骨の数 [#k0ead768] - [[頚椎]]の数は、哺乳類ではみな7個で一定。例外として、ナマケモノでは6個や9個の種類がいる、マナティは6個。ただし、哺乳類以外の動物では頚椎の数はばらばら。 - 頚椎以外の椎骨の数は、哺乳類でも種類によって違う。 - 尾椎(尾の骨)は、動物の尾の長さや形によって違う。イヌやネコでは尾椎は20個ぐらい。類人猿(ゴリラ、チンパンジーなど)ではヒトと同じく尾が退化して尾椎は尾骨になっている ** 椎骨の基本構造 [#q2af5405] > カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[骨格系>category/骨格系]] | [[脊柱>category/脊柱]] | [[骨>category/骨]] | [[頭頚部>category/頭頚部]] | [[胸部>category/胸部]] | [[腹部>category/腹部]]