組織 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
''組織''とは、生物の体をつくる基本単位のひとつで、決まった種類の[[細胞]]が、決まった集まり方、並び方をしてできているまとまりのこと。動物の体では、[[器官]](臓器、内臓)をつくる材料となる。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|組織|そしき| |>|英語|tissue|''ティ''シュー| 組織は、どういう細胞がどのような並び方・集まり方をしているかによって分類されていて、動物の体では、基本的な4つの組織に分けられる。たとえば、細胞が平面的にシート状にぴったりとくっついて並ぶ[[上皮組織]]や、収縮して力を出す[[筋細胞]]が集まってできる[[筋組織]]などあり、みな別の機能を受け持つまとまりである。体の中の器官はみな、何種類かの組織がうまく組み合わさってできている。 ** 基本的な組織の分類 [#y1f72d47] それぞれがさらに多くのタイプに分けられる。 : [[上皮組織]] | [[細胞]]が密着し、平面的なシートや立体的なかたまりをつくる : [[神経組織]] | 細胞の興奮を伝えることができる神経細胞のネットワークをつくる : [[筋組織]] | 収縮して力を出す筋細胞が集まってつくる : [[結合組織]] | 上の3種類以外の組織。ひとことでいうと、細胞と細胞がつくった大量の物質でできているが、硬さ、弾力性、柔軟性など非常にバラエティーに富む > カテゴリー: [[組織分類>category/組織分類]] > カテゴリー: [[組織分類>category/組織分類]] | [[一般構造>category/一般構造]]