脂肪組織 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

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  ''脂肪組織''とは、体の[[脂肪]]をつくる[[組織]]。[[疎性結合組織]]([[線維]]が少なく、いろいろな[[細胞]]が散らばるタイプの[[結合組織]])の特殊な形のひとつで、[[脂肪細胞]]と呼ばれる細胞内に脂肪を蓄積する細胞が多量に含まれる。
  ''脂肪組織''とは、体の[[脂肪]]をつくる[[組織]]。[[疎性結合組織]]([[線維]]が少なく、いろいろな[[細胞]]が散らばるタイプの[[結合組織]])の特殊な形のひとつで、[[脂肪細胞]]という細胞内に脂肪分を蓄積する細胞が多量に含まれる。また、脂肪細胞からは代謝を調節するたくさんの種類の[[ホルモン]]などが分泌される(例 [[レプチン]])。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|脂肪組織 |しぼうそしき|
|>|英語|adipose tissue |''ア''ディポウズ・''ティ''シュー|
|~|~|fat tissue |''ファ''ット・''ティ''シュー|

 体内では様々な場所にある。[[皮下組織]]にある[[皮下脂肪]]、[[内臓]]周囲にある[[内臓脂肪]]などは脂肪組織でできている。
** 脂肪組織の分類 [#o2b08362]
*** 白色脂肪と褐色脂肪 [#jded5edb]
 体内の場所や動物の種類によって、ふつうの脂肪組織とはまったく異なる[[褐色脂肪]]という脂肪組織がある。これは[[褐色脂肪細胞]]という、普通の脂肪細胞とはかなり性質の違う[[細胞]]からできる。普通の脂肪組織の役割は、余った栄養分を蓄積するのに対し、褐色脂肪は寒いときに熱を発生させて、体を守るのが得意。褐色脂肪に対して、ふつうの脂肪組織を[[白色脂肪]]とも呼ぶ。

*** 皮下脂肪と内臓脂肪 [#daaa4116]
 体内で存在する場所による分類。[[皮下組織]]にあるのが[[皮下脂肪]]、[[内臓]]周囲にあるのが[[内臓脂肪]]。内臓脂肪のほうが皮下脂肪よりも、蓄積された脂肪分を簡単に使いやすいようになっている。

> カテゴリー: [[結合組織>category/結合組織]] | [[組織分類>category/組織分類]]
 
 

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