間膜 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ''間膜''とは、[[腹腔内臓]]などで、ある[[器官]]と別の器官や腹壁などをつないでいる薄い膜のこと。折り返された腹膜からできている。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|間膜|かんまく|

|※ 英語(ラテン語)名は、ものによって異なっている。meso- あるいは mes- がつくと、その器官についている間膜を指す名前になることが多い。例) 腸間膜は mesentery、結腸間膜は mesocolon、卵巣間膜は mesovarium など &br; ※ 一方、 子宮広間膜のように ligament と呼ぶこともある。|f

 [[器官]]の表面を[[腹膜]]がおおっているとき、その腹膜が器官の表面から離れて別のところにつながる際にできる、膜だけがひだ状になった部分ともいえる。器官の位置をゆるく固定したり、その器官につながる[[血管]]や[[神経]]が内部を通ったりもする。

 間膜の表面は、裏表がそれぞれ[[腹膜]]におおわれていて、その2層の腹膜の間に[[血管]]や[[リンパ管]]、少量の[[脂肪]]、[[リンパ節]]などが通る。

* 間膜の例 [#u6afd488]
- [[腸間膜]]
- [[結腸間膜]]
- [[子宮広間膜]]

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