ステロール
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
ステロールとは、ステロイドのうち、-OH 基をもっているアルコール類のこと。動物の体で使われている代表的なステロールにはコレステロールがある。細胞膜などの生体膜などを構成する重要な成分である。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
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日本語 | 医学 | ステロール | ステロール |
英語 | sterol | スティロール |
このグループで最初に見つかった物質はコレステロール(コレステリン)だが、似た物質がいくつか見つかり、みな -OH 基を持っていてアルコール類の性質をもつので、名前をアルコール類を意味する "-ol"(~オール)をつけて、まとめてステロール類と呼ばれる。さらに範囲を広げると、基本構造がよく似ていて、-OH 基がなかったりするものもあり、全体でステロイドと呼ばれる。