咀嚼

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

噛みくだきでこの項目を参照しています

 咀嚼とは、または、噛みくだきとは、で食べ物を噛みくだく運動のこと。咀嚼筋というと、あごを動かして噛む動きを行うをまとめて呼ぶ言い方。咀嚼器(咀嚼器官)とは、咀嚼するのに使う器官を指す一般的な言い方。

言語表記発音、読み方
日本語医学咀嚼そしゃく
一般噛みくだきかみくだき
英語chewingチューイング
masticationマスティケイション
*  の右側は旧字体だが、自分で書くときは、「口へん」に と書けば通じる

 消化の一番最初の段階で、食べ物を口にいれてから飲み込む(嚥下)までに、歯で食べ物を噛んで細かくし、唾液と混ぜて飲み込みやすいかたまりにする働きがある。歯を噛み合わせるあごの運動がもっとも重要だが、食べ物を歯の場所にうまく送り込むあごの働きも大きい。ちょうど、餅つきのとき、杵を降りおろすだけでなく、タイミングに合わせて手に水をつけて餅を動かすのが必要なのと似ている。

カテゴリー: 運動 | 消化器系 | 頭頚部 | 消化管

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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