細胞質 のバックアップ(No.5)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
細胞質とは、細胞のなかで、核(=細胞核)以外の部分をまとめて呼ぶ名前。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 細胞質 | さいぼうしつ |
英語 | cytoplasm | サイトプラズム | |
ラテン語 | cytoplasma | キュトプラスマ |
細胞は細胞膜で囲まれていて、その内部には、サイトゾルという液体が満たされている。ヒトなどの動物を含む真核生物の細胞では、細胞質には核、小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体、リソゾームなどの細胞小器官がある。このうち、核以外のものをまとめて細胞質という。
核と細胞質の役割は、核のなかに DNA があり、遺伝情報が保存されているのに対し、細胞質には、その細胞が生きて、機能を果たすためにつくられた物質や構造がある。