細胞
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
細胞とは、ヒトをはじめとする生物の体をつくっている、機能的、構造的な単位で、体は多数の細胞が集まってできている。ひとつひとつの細胞の大きさは、目に見えないぐらい小さい。1個の細胞の大きさはたいてい数 μm ~数十 μm 程度(1 mm に数十個~数百個並ぶぐらいの大きさ)。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 細胞 | さいぼう |
英語 | cell | セル | |
形容 | cellular | セルラー |
細胞ひとつひとつは細胞膜という、水や水溶性物質を通さない袋に入っていて、周囲と物質的に区切られている。また、どの細胞もDNAの形で遺伝子をもっていて、細胞内で働いている蛋白質は、遺伝子の指示通りにつくられる。細胞ごとに遺伝子に指示される内容が異なっているので、結果として細胞には非常に多くの種類があって、体のなかでの役割もさまざまである。ヒトの体は、これらの無数の細胞と、それら細胞によって作り出された物質の集まってできているといえる。
細胞内の基本構造に関するキーワード †
- 細胞質 - 細胞核(核) - DNA - 遺伝情報 - 真核細胞 - 原核細胞 - 核小体 - 染色体 - ゲノム- 染色糸 - 核膜
- 脂質二重膜 - 単位膜 - 限界膜 - 細胞膜
- 粗面小胞体(rER) - 小胞体(ER) - 滑面小胞体(sER) - ゴルジ装置 - ミトコンドリア(糸粒体) - リソソーム(ライソソーム) - 分泌顆粒 - リボゾーム
- 細胞骨格 - 中心体 - 微絨毛 - 線毛(繊毛) - 鞭毛
カテゴリー: 細胞