頭蓋冠 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 頭蓋冠とは、頭蓋骨頭蓋)のうち、頭部の上半分の丸い部分のこと。のまわりを上や横からドーム状に囲んで守る部分で、前頭骨頭頂骨側頭骨後頭骨などからできている。

言語表記発音、読み方
日本語医学頭頂冠とうがいかん、ずがいかん
英語roof of headーフ・オブ・ッド
skullcapルキャップ
ラテン語・英語calvaria(ラテン語)カルウァリア
(英語)カルヴェリア
 
頭頂冠

:頭蓋冠(色の付いている部分)。*1 頭部の左側から頭蓋(頭蓋骨)をみたところ。頭蓋骨のうち、色のついている骨は板状の形をしていて、脳を囲むヘルメットのようになっている。この部分を頭蓋冠という。図中で色の付いている骨は、左から順に前頭骨(ピンク色)、蝶形骨(水色)、側頭骨(緑色)、頭頂骨(青色)、後頭骨(黄色)。

 

 頭蓋のうち、の入っている空洞(頭蓋腔)の壁を作って脳を守っている部分を脳頭蓋神経頭蓋)という。そのうち、頭蓋の外側に面する半球状の部分が頭蓋冠である。脳頭蓋のうち、脳の下側に接する部分は含まない。

 

カテゴリー: 運動器系 | 骨格系 | | 頭蓋 | 頭頚部


*1 Source: public domain image by Alan Hoffring from National Cancer Institute, USA, reproduced and modified.
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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