脳頭蓋
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
脳頭蓋とは、または、神経頭蓋とは、頭蓋(頭蓋骨が集まってつくる頭の骨全体)のうち、脳の入っている空洞である頭蓋腔を囲む壁を作っている部分のこと、または、その部分を作っている頭蓋骨のこと。脳頭蓋(神経頭蓋)ではない部分は、顔やその奥にある目、鼻、口、のどなどの内部の構造を支える部分で、顔面頭蓋、または、内臓頭蓋と呼ぶ。ただし、それらの境界はきっちり決まっているわけではなく、おおざっぱである。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 脳頭蓋 | のうとうがい、のうずがい * |
神経頭蓋 | しんけいとうがい、しんけいずがい * | ||
英語 | neurocranium | ニューロ-クレイニアム | |
cerebral cranium | セレブラル・クレイニアム |
* | 読み方は、「とうがい」「ずがい」両方可能だが、「とうがい」と読むことが多い |
脳頭蓋をつくる頭蓋骨は、前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨、蝶形骨、篩骨など。