関節円板 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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#author("2020-02-27T11:12:44+09:00","","") ''関節円板''とは、[[顎関節]]、[[胸鎖関節]]、[[橈骨手根関節]]など、ごく一部の[[関節]]だけにある構造で、関節をつくる2つの[[骨]]の間をへだてる厚い[[線維]]性の膜のこと。主として[[軟骨]]の一種である[[線維軟骨]]でできている。関節円板のない関節では、2つの骨が互いに接して[[関節面]]を作っているが、関節円板があると、2つの骨の間に関節円板があるので骨が直接接しない。関節の運動に伴って、関節円板が少しつづずれることで、広い角度で2つの骨がよりぴったりフィットし運動がスムーズになる作用と、関節の運動の範囲が広がる作用がある。 #author("2020-02-27T11:13:31+09:00","","") ''関節円板''とは、[[顎関節]]、[[胸鎖関節]]、[[橈骨手根関節]]など、ごく一部の[[関節]]だけにある構造で、関節をつくる2つの[[骨]]の間をへだてる厚い[[線維]]性の膜のこと。主として[[軟骨]]の一種である[[線維軟骨]]でできている。関節円板のない関節では、2つの骨が互いに接して[[関節面]]を作っているが、関節円板があると、2つの骨の間に関節円板があるので骨が直接は接しない。関節の運動に伴って、関節円板が少しつづずれることで、広い角度で2つの骨がよりぴったりフィットし運動がスムーズになる作用と、関節の運動の範囲が広がる作用がある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|[[関節円板]] |かんせつえんばん | |>|英語|articular disk/disc |アー''ティ''キュラー・''ディ''スク | |>|ラテン語|discus articularis |(英語読み)''ディ''スカス・アーティキュ''ラ''リス &br;(ラテン語読み) ディスクス・アルティクラリス | [[関節]]を作る2つの[[骨]]の間にはさまっている厚い膜が関節円板。関節は[[関節包]]に覆われているが、関節円板の周囲は関節包につながっている。関節包に囲まれた内部は[[関節腔]]と呼ばれるが、関節円板がある関節では、関節円板によって関節腔が2つに分けられる。 [[関節]]をつくる2つの[[骨]]がぴったりフィットするための構造には、関節円板と同じように[[線維軟骨]]でできている、[[関節半月]](半月板)もある。関節円板が2つの骨を完全に隔てているのに対し、関節半月では関節周囲部だけにあり、[[関節面]]の中央部では2つの骨が接する場所もある。関節半月は[[膝関節]]などにある。 > カテゴリー: [[骨格系>category/骨格系]] | [[運動器系>category/運動器系]] | [[関節>category/関節]]