ウィリス
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
ウィリス、ウイリスは人名。
トーマス・ウィリス †
トーマス・ウィリス Thomas Willis は、17世紀のイギリス(イングランド)の医師、解剖学者。1621~1675。人体の構造について多くの発見をした。大脳動脈輪の構造を解明した人で、ウィリスの動脈輪としてその名前が残っている。他にも、彼の命名した構造には、レンズ核、線条体などがある。
トーマス・ウィリスにちなんで、米国の脳卒中学会(The American Stroke Association; ASA)では、2年に1度の国際脳卒中会議(The International Stroke Conference)のとき、もっとも脳卒中の研究に貢献した人に対して、トーマス・ウィリス賞(The Thomas Willis Award)を贈っている。
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