前腹筋

『1年生の解剖学辞典』～ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ～
 

　前腹筋とは、または前腹筋群とは、腹壁筋（一般にいう腹筋）のうち、おなかの前面（前腹壁）にある筋をまとめて呼ぶときの名前。おもに腹直筋を指す。

言語表記発音、読み方
日本語医学前腹筋（群）ぜんふくきん（ぐん）、ぜんふっきん（ぐん）
英語複数扱いanterior abdominal musclesアンテリアー・アブドミナル・マッスルズ
ventral abdominal musclesヴェントゥラル・アブドミナル・マッスルズ

　前腹筋群には、腹直筋と、腹直筋の下方にある錐体筋が含まれる。いわゆる「腹筋運動」で鍛えられるのが腹直筋。腹直筋が発達しており、皮下脂肪があまり厚くないと、「腹筋が割れる」状態になる。

　腹壁筋群には、前腹筋（群）以外に、わき腹（側腹部）にある側腹筋（群）がある。側腹筋群には、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋などが含まれる。

カテゴリー: 運動器系 | 筋系 | 筋 | 腹部

 
 
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