ヒアルロン酸 のバックアップ(No.2)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 ヒアルロン酸とは、多糖類の一種で、体の中では軟骨皮膚真皮などの細胞外基質(細胞外マトリクス)の主な構成成分のうちの一つ。ヒアルロン酸は極性が高いので、まわりを多数の水分子で囲まれるため、水分を保持した柔軟な支持組織をつくる。同じような働きをする物質には、コンドロイチン硫酸などもある。

 ヒアルロン酸は、多糖類のうち、ムコ多糖、とくにグリコサミノグリカンに分類される。グリコサミノグリカンとは、枝分かれのない長鎖の多糖類で、アミノ糖とウロン酸が長く繰り返してつながったもの。ヒアルロン酸の場合は、アミノ糖の部分がグルコサミン、ウロン酸の部分がグルクロン酸からできている。

 ヒアルロン酸は、線維芽細胞などの細胞膜上でつくられ、細胞の外に分泌される。

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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