回腸 のバックアップ(No.2)
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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- 1 (2009-03-10 (火) 10:09:27)
- 2 (2009-03-14 (土) 14:23:34)
- 3 (2009-03-14 (土) 14:24:59)
回腸とは、消化管の一部。食べ物の通る順で言うと、小腸の一番最後の部分で大腸の前にある内臓のこと。十二指腸、空腸、回腸をあわせて、小腸という。全部で 6 m ほどの長さの小腸のうち、最初の 25 cm 程度が十二指腸、残りのうち、5分の2程度が空腸、5分の3程度が回腸。
* ileum は、ラテン語の intesutinum ileum を省略した形。ギリシャ語で「曲がりくねった」の意味 | |||
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 回腸 | かいちょう |
英語・ラテン語 | ileum * | (英語読み)イリアム (ラテン語読み)イレウム | |
ラテン語 | intestinum ileum | インテスティヌム・イレウム |
回腸のはじまりは空腸とつながっているが、空腸と回腸との区別ははっきりしておらず、だんだんと空腸っぽいのが回腸っぽくなる。空腸と回腸の違いは空腸の項目に。
一方、回腸の終り(=小腸の終り)は、細い小腸が太い大腸につながるので、はっきりしている。つながるところは、回盲弁(=バウヒン弁)という。