神経核 のバックアップ(No.1)

『1年生の解剖学辞典』～ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ～
 

　神経核とは、中枢神経系（脳や脊髄）のなかにある灰白質（神経細胞体が集まった場所）で、とくに塊状、あるいは島状に集まっている場所のこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学神経核しんけいかく
英語・ラテン語nucleus（英語読み）ヌークリアス
（ラテン語読み）ヌクレウス

　中枢神経の内部には、神経細胞がつまっているが、神経細胞の神経細胞体はどこにでもあるわけではなく、決まった場所にかたまって存在する。この場所を灰白質という。灰白質は、大脳皮質や小脳皮質などのように、脳の表面に薄く層を作って存在する場合もあるが、脳の内部にあることもある。この塊を神経核という。

　１つ１つの神経細胞には、核があるが、これは通常の細胞の核であり、神経細胞の核だからといって、神経核とはいわない。細胞の核をそれ以外の核と間違わないようにするため、細胞核という。

神経核の例 †

 

カテゴリー: 神経系 | 中枢神経系 | 一般構造

 
 
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