紡錘 のバックアップ(No.4)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 解剖学で 紡錘とは、紡錘形をしたものに付ける名前。紡錘形とは、細長い棒状で、真ん中が太く両端が細い形。たとえば、カツオやマグロの体型が紡錘形。

言語表記発音、読み方
日本語医学紡錘ぼうすい
英語spindleンドゥル

 紡錘のことを紡錐とは書かない。は違う形を表す字で、錘は中央が太くて両側が細くなっている「紡錘形」なのに対し、錐は一方向が細くとがって反対側が太くなっている「円錐形」を指す(錐体を参照)。

写真:糸をつむいでいる人。左手には、まだ糸になっていない繊維、右手につむがれた糸が巻き付いている紡錘を持っている。エジプト、2012年*1
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 紡錘のもとの意味は、羊毛などのかたまりから、より合わせて糸をつくる(つむぐ)ときに使う道具で、昔の言葉で「つむ」ともいう。糸をひっぱりながら、ねじりを加え、できた糸を巻いておくのに使う細長い糸巻き。実は、紡錘そのものは紡錘形をしておらず、糸が巻かれると紡錘形にみえるようになる。

 筋紡錘紡錘細胞紡錘状筋など。

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*1 Source :Man of Egypt using a drop spindle, Authoer: Peter van der Sluijs. Reproduced. Permission: GFDL, CC-BY-SA-3.0,2.5,2.0,1.0. この画像は GFDL、クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0 非移植2.5 一般2.0 一般 または1.0 一般 ライセンスに従って再利用可能です
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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