背屈 のバックアップ(No.3)

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

 背屈とは、手首や足首の曲げ方の向きのひとつで、手の甲(=手背)や足の甲(=足背)の側に関節を運動させる向きのこと。

言語表記発音、読み方
日本語医学背屈はいくつ
英語dorsiflexionドルスィフクション
dorsal flexionーサル・フクション

 背屈と反対の動きは、では掌屈では底屈という。

 背屈は、本来、みなそれらの関節の「伸展」(「まっすぐに伸ばす」意味)の動きと定義されているので、伸展と呼んでもよい。しかし、たとえば手首の場合、手首をずっとそらせる(手首をかえす)動きの結果、手の甲は前腕にかえって近づくし、足首の場合、足を下に向ける屈曲の動きですね下腿)と足がまっすぐになり、逆に伸展の動きで足の甲とすねが近づく、というように、ふつうの「屈曲」と「伸展」といいにくい。そこで、手や足の運動では「伸展」と「屈曲」の他に、「背屈」と「掌屈」(手の場合)または「底屈」(足の場合)という名前で呼んでもいいことになっている。

カテゴリー: 運動 | 方向 | 上肢 | | 下肢 |

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
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