中足骨 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

[[足根骨]]
#author("2020-02-24T12:58:48+09:00","","")
 ''中足骨''とは、[[足指]]と[[足首]]の間の部分([[足]]の甲=[[足背]])の内部にある[[骨]]のこと。中足骨は片足で5本の骨が並んでいて、それぞれの足指の骨と足首の骨([[足根骨]])と関節を作る。足指側では足指の骨([[指節骨]])のうちの一番根元の[[基節骨]]との間で関節をつくる。足首の足根骨は足の中央部よりも足首側(かかと側)にあるので、中足骨があるのは足の中央部よりも足指側の半分ぐらいである。足のこの部分を[[中足]]という。中足骨は[[長骨]]で、指節骨よりも長い。中足骨は足の骨の名前だが、これに対応する骨は、手では[[中手骨]]と呼ばれる。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方 |
|日本語|医学|中足骨 |ちゅうそくこつ |
|~|一般|足の甲の骨 |あしのこうのほね |
|>|英語|metatarsal bone(s) * |メタ''タ''ーサル・''ボ''ウン(ズ)|
|ラテン語|単数|os metatarsi |オス・メタタルシ |
|~|複数|ossa metatarsi |オッサ・メタタルシ |
|~|単数|os metatarsale |オス・メタタルサーレ |
|~|複数|ossa metatarsalia |オッサ・メタタルサリア |

| * |  tarsal は [[足根]] tarsus の形容詞形。meta- メタ は、「後に続く~」。「[[足根]]の先についている骨」の意味 |f

 5本の中手骨のある場所は、5本の指に対応していて、[[母指側]]([[橈側]])から[[小指側]]([[尺側]])に順に、''第1~第5中足骨''と呼ばれる。英語では metatarsal bone I~Vのようにローマ数字をつけたり、first metatarsal bone、second metatarsal bone、third ~、fourth ~、fifth ~として区別する。ラテン語では、os metatarsi I~V としたり、os metatarsi primum、os metacarpi secundum、~ tertum、~ quartum、~ quintumとする。

** 中足骨の構造 [#kcea441f]
 それぞれの中足骨の先端([[遠位端]])は、''中足骨頭''(ちゅうそくこつとう)と呼ばれ、足指の骨(指節骨のうちの基節骨)と[[関節]]([[中足指節関節]]、MP関節またはMTP関節と略される)をつくっている。足首側の端([[近位端]])は''中足骨底''(ちゅうそくこつてい)と呼ばれ、足首の骨([[足根骨]])と関節([[足根中足関節]]=[[リスフラン関節]])を作る。

> カテゴリー: [[運動器系>category/運動器系]] | [[足>category/足]] | [[下肢>category/下肢]] | [[骨>category/骨]] | [[骨格系>category/骨格系]]

 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。