静脈洞 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
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#author("2021-07-28T19:20:04+09:00","","") ''静脈洞''とは、[[静脈]]の一種で、ふつうの静脈よりも内側の空洞部分が拡張して太くなっている静脈につけられる名前。体の中で静脈洞と呼ばれる静脈は決まっている。 |>|~用語|~表記|~発音、読み方 | |日本語|医学|[[静脈洞]] |じょうみゃくどう | |>|英語|venous sinus |''ヴィ''ーナス・''サ''イナス | |>|ラテン語|sinus venosus |スィヌス・ウェノースス | [[洞]](とう、どう) sinus(サイナス)とは、洞穴の意味で、内側が広い空洞や管などを指すときに使われる言葉。静脈の中で洞のようになっている場所を静脈洞という。 ** 静脈洞の例 [#le4f4bb4] :[[冠状静脈洞]](かんじょうじょうみゃくどう) | [[心臓]]の壁に酸素を供給した[[血液]]が[[右心房]]に戻るときに通る[[血管]]で、[[冠状動脈]]とともに心臓を取り囲む[[冠状溝]]を通る。 :[[硬膜静脈洞]](こうまくじょうみゃくどう)| [[脳]]から[[血液]]が戻るときに通る[[血管]]で、脳の周囲の[[髄膜]](脳脊髄膜)の[[硬膜]]の中を通るのでこう呼ばれる。硬膜の中のどこを通るかは決まっていて、場所により[[上矢状静脈洞]]、[[S状静脈洞]]、[[海綿静脈洞]]などの名前がつけられている。 :[[強膜静脈洞]](きょうまくじょうみゃくどう)| [[眼球]]内の液体=[[眼房水]]が、眼球から静脈内へ排出される[[血管]]で、眼球の[[強膜]]を通る。別名 シュレム管。 > カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[心血管系>category/心血管系]] | [[血管>category/血管]]