下垂体窩
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
トルコ鞍でこの項目を参照しています
下垂体窩とは、または、トルコ鞍とは、頭蓋骨の部位の名前で、頭蓋の内側、下部(内頭蓋底)をつくる蝶形骨にある。脳底に面していて、間脳の下、下垂体(脳下垂体)がはまっているくぼみ。トルコ鞍の名前は、古代トルコの鞍の形に似ていることから。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 下垂体窩 | かすいたいか |
トルコ鞍* | トルコあん | ||
英語 | pituitary fossa | ピテュイタリー・フォッサ | |
hypophysial fossa | ハイポフィズィアル・フォッサ | ||
turkish saddle * | ターキッシュ・サドル | ||
ラテン語 | sella torcica | セラ・トルキカ | |
fossa hypophysialis | フォッサ ・ヒポフィスィアリス |
* | 解剖学では、トルコ鞍の英語名は使わず、ラテン語名で呼ぶ |
下垂体窩は、頭蓋の内側の内頭蓋底のうち、中頭蓋窩(中ほどにあるくぼみ)の正中(左右の中央)にあり、蝶形骨からできている。前後が盛り上がっていて、中央が大きくくぼんでいて、下垂体がここにはまってる。