第4脳室正中口

『1年生の解剖学辞典』～解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説～

マジャンディ孔でこの項目を参照しています

　第4脳室正中口とは、脳の壁（つまり脳そのもの）にあいている穴のひとつ。脳の内側の空間である脳室と、脳を外側から包んでいる空間のクモ膜下腔とをつないでいる。第4脳室の中央（正中）の背側にあるのでこう呼ばれる。別名 マジャンディ孔。マジャンディは発見者の名前から。

言語		表記	発音、読み方
日本語	医学	第4脳室正中口	だい4のうしつ・せいちゅうこう
日本語	医学	マジャンディ孔	マジャンディこう
英語		median aperture of fourth ventricle	ミディアン・アパチャー・オブ・フォース・ヴェントリクル
		foramen of Magendie	フォレイメン・オブ・マゼンディ
		Magendie's foramen	マゼンディズ・フォレイメン
ラテン語		apertura mediana ventriculi quarti	アペルテュラ・メディアーナ・ウェントゥリクリ・クアルティ

　第4脳室の左右端付近には、1対の第4脳室外側口（ルシュカ孔）がある。第4脳室の外側口と正中口、全部で3つの穴が、脳室とクモ膜下腔とをつないでいる。脳脊髄液は脳室内の脈絡叢でつくられるが、これらの穴から脳の外側のクモ膜下腔に流れ出てくる。

カテゴリー: 神経系 | 中枢神経系 | 脳 | 頭頚部

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