オステオン
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は骨単位の項目にあります
骨単位とは、または、オステオンとは、骨をつくっている骨組織のうち、緻密骨(緻密質、皮質骨)をつくっている構成単位で、骨の内部を走る血管を中心に、骨が同心円状につくられていくバウムクーヘンのような形をした部分のこと。
オステオン osteon は、骨を意味するギリシャ語由来の語幹 osteo- に、構成単位あるいは粒子などを意味する -on のついた言葉で、骨単位はその訳。
言語 | 表記 | 発音、読み方 | |
---|---|---|---|
日本語 | 医学 | 骨単位 | こつたんい |
オステオン | |||
ハバース系、ハヴァース系 * | ハバースけい、ハヴァースけい | ||
英語 | osteon | オスティオン | |
haversian system, Haversian system * | ハヴァーシャン・スィステム |
* | ハバース、またはハヴァースは、クロプトン・ヘイヴァース Clopton Havers のこと。Havers の名前を形容詞化したのが haversian (ハバースの~)。ヘイヴァースは17世紀の英国の外科医で骨の微細構造の研究を行った |