前頭面
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
詳細は前頭断の項目にあります
前頭面とは、断面の向きのひとつで、人体を前側(腹側)と後ろ側(背側)の2つの部分に分けたとき、つまりヘッドホンやカチューシャの向きで切断したような断面のこと。前額面、冠状断も同じ意味。前頭面(前額面、冠状面)をつくるような断面の取り方(切断の向き)を、前頭断(=前額断、冠状断)という。
前頭面は、体を縦方向に2つに分ける面なのに対し、体の左右に分ける面は矢状面。前頭面と矢状面は90度回転した向きになっている。
断面を取る位置を変えると、少しずつずれた前額面を無数につくることができる。前頭面は、脳(特に大脳や間脳)を断面で考えるときに特によく使う。
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